【エアコンクリーニング】エアコンのポコポコ音の原因とその対処法
2022.04.18エアコンクリーニングポコポコとした音がエアコン内から聞こえてくることはありませんか?
本記事では、エアコンのポコポコ音の原因とその対処法についてご紹介していきます。
エアコンからポコポコとした音が…故障した?
エアコンを使用している中で、「ポコポコ」とした音が聞こえてくる経験はありませんでしょうか?
「どうしてエアコンからポコポコ音が鳴るの?」「もしかしてエアコンが故障した?」と不安に思われた方も多いのではないでしょうか?
しかし、この音はエアコンが故障した音ではありません。
故障したわけでは無いため、音が気にならない場合はそのまま放置するということでも問題ありません。
しかし、「やっぱりどうしても気になってしまう…」という方もいるかと思います。
そういった方は一時的な応急処置の仕方があるため、知っておくと良いかもしれません。
エアコンからポコポコ音がする原因は何?
エアコンからポコポコ音がする原因としては2つの事柄が考えられます。
ドレンホースが空気の通り道になっているため
「ドレンホース」とは、エアコン本体で生じた水分を外に排水するためのものです。
エアコン室外機近くにあるジャバラ状のホースが目印です。
マンションなどの気密性が高い部屋の場合、このドレンホースが空気の通り道になっていることがあるのです。
部屋の気密性が高いと、その部屋の中が外と比較すると低気圧になっていることがあります。
空気は気密が高い部分から低い部分に流れるという特性があります。
そのため気密性が高い部屋では外気がドレンホースに入って逆流し、エアコン本体内部にある水の受け皿を通過する際に、水分と接触してこのような「ポコポコ」とした音が発生するのです。
ドレンホースが水・汚れなどによって詰まっているため
また、ドレンホース内に水・汚れが溜まって詰まりを引き起こしてしまい、上手く排水ができないため、「ポコポコ」とした音が鳴るということも考えられます。
換気扇を止める・窓を開けるなどを行っても、このポコポコ音が鳴りやまない場合、これが原因になってしまっている可能性が高いと言えます。
エアコンのポコポコ音を一時的に対処する方法
エアコンのポコポコ音を一時的に対処する方法についてご紹介します。
換気扇を止める
換気扇を止めることで、空気の流れを止めるという方法です。
換気扇を回すことで部屋の空気が外に出されるため、一層気密性が高くなってしまい、外気がドレンホース内部に送り込まれやすくなってしまいます。
換気扇が稼働している最中にエアコンからポコポコ音がする場合、一度換気扇を止めてみて音に変化が無いか様子を見てみるようにしてください。
窓を開ける・換気口を開ける
またより簡単な対処法として「窓を開ける」「換気口を開ける」という方法もあります。
ドレンホースが空気の通り道になっている場合、非常に有効な対処法です。
窓を開ける・換気口を開けることで部屋の気密性を低くします。
こうすることで、部屋内と外の気圧を同じにすることができ、ドレンホース内で空気が逆流してしまうことを止めることができるのです。
水が入っているペットボトルを使う
水が入っているペットボトルをドレンホースの先に差し込んで使用する方法もあります。
ドレンホースの先端部分を水で蓋をしている状態であるため、空気が入ってくることはありません。
ただし、この方法はそのまま長期間放置しているとカビ・コケなどが生えてしまったり、ドレンホースが壊れてしまったりする恐れがあるため、あくまでも一時的な対処法として行うようにしてください。
以上、3つの対処法をご紹介しました。
どの方法も一時的な方法ではありますが、この方法で「ポコポコ音」を解消することができた場合、ドレンホースが空気の通り道になっていることが原因として考えられます。
エアコンのポコポコ音の長期的な対策法
しかし「夏場の暑い時期や冬場の寒い時期など、エアコンの使用頻度が高い季節に窓を開けるのは抵抗がある」という場合や、「料理中、調理する物によっては換気扇を止められない」という場合もあるでしょう。
そういった場合には、ポコポコ音を防止することができるアイテムを用いると良いでしょう。
ドレンホースに「逆流防止弁」を取り付ける
「逆流防止弁」とは、ドレンホースから外気が入ってこないようにするためのアイテムです。
「エアーカットバブル」「消音バルブ」といった呼び方をされることもあります。
ドレンホースにこの逆流防止弁を取り付けることでポコポコ音を抑えることができるうえ、虫の侵入も防止することができるでしょう。
商品によってはドレンホースの先端に取り付けるもの、途中部分に取り付けるものなど、さまざまなタイプがあります。
100円ショップのアイテムを用いる
100円ショップでは、ドレンホース専用の「防虫キャップ」も販売されています。
逆流防止弁とは違って、あくまでも「防虫予防」に特化しているアイテムですが、キャップをきちんと取り付けておくことで、ドレンホースへの空気の侵入も抑えることができ、ポコポコ音が抑制されます。
100円ショップで販売されているものは、ドレンホースの先端に取り付けるタイプが多いため、まずは一度どんなものか試してみたいという方におすすめです。
一度ドレンホースを掃除してしまうのも◎
前項では、「換気扇を止める・窓を開ける・換気口を開ける」などを試しても、一向にポコポコ音が鳴り止まない場合には、水・汚れがドレンホース内で詰まってしまっている可能性が考えられるということを少しお話しました。
この場合には、一度ドレンホースを掃除してみるのが良いでしょう。
ドレンホースの掃除方法としては、「掃除機を使用する方法」「専用ポンプ」を用いる方法も2つがあります。
掃除機を使ったドレンホースの掃除方法
必要な物は「掃除機」「輪ゴム」「使用済みのタオル」です。
手順としてはまず、エアコンの電源を落とします。
ドレンホースの先端を上に向け、輪ゴム・タオルで隙間が生まれないように口を塞ぎます。
ドレンホースの先端に掃除機を当てて、数秒間吸い取ります。
吸い取った後はタオル・輪ゴムを外して、タオル内に溜まったゴミをそのまま捨てて完了です。
専用のポンプを使ったドレンホースの掃除方法
ドレンホース内の詰まりを取り除くための専用アイテム「ドレン用サクションポンプ」というものがあります。
この専用ポンプの先端をドレンホースの排出口の部分に押し当て、注射器のように中の詰まりを吸い出すようにします。
こうすることで簡単に内部の詰まりを解消できるのです。
それでも解消しない場合はプロに依頼!
上記すべての方法を試しても、ポコポコ音が鳴り止まないという場合は、やはりプロのエアコンクリーニング業者にクリーニングを依頼するのがおすすめです。
プロに頼ることで音の原因をすぐに特定してもらうことができ、すばやいクリーニングであっという間に問題を解決できます。
また依頼内容によっては、普段なかなか掃除をしないエアコン内部の汚れもまとめて取り除いてもらえるため、新品同様のエアコンになるでしょう。
おわりに
本記事では、エアコンのポコポコ音の原因とその対処法についてご紹介しました。
エアコンのポコポコ音は故障したということではありません。
そのままにしていても問題はありませんが、気になるから解消したいという方はぜひ当記事を参考に対処法・対策を試してみてください。
日本おそうじ代行編集部
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