【エアコンクリーニング】エアコンの水漏れ
2022.10.25エアコンクリーニング「エアコンから水漏れが起きていて、どう対処すれば良いか分からない…」という方も多いでしょう。
本記事では、そんなエアコンの水漏れの原因と対処法についてご紹介していきます。
エアコンの「水漏れ」とは?
エアコンの「水漏れ」とは、「エアコン本体から水が垂れている」「エアコン背部から壁を伝って水が漏れている」状態を指しています。
エアコンを稼働させたタイミングで、こういった現象が起きてしまうことが多いです。
そもそもエアコン内には、冷房運転時に暖かな空気を冷たい空気に変換する「熱交換器」が備わっています。
この熱交換器によって暖かな空気が一気に冷やされることで、エアコン内部に結露が生じてしまい、水滴が発生するという仕組みになります。
エアコン内部で水滴が発生すると「ドレンホース」という管を通り、その水滴が室外に排出されることになります。
本来ならこのドレンホースを伝って水が排出されるので、室内に水漏れが起きることが無いのですが、ドレンホースに何か異常が起きてしまうとこの水が上手く排出できず、エアコンから漏れ出てしまうということになるのです。
エアコンの水漏れをそのまま放置してしまうと壁・床の部分に水滴が付着し、木材が腐ったり、カビが発生したりしてしまったりすることもあります。
そのため、水漏れが起きているのを確認したら、できる限り早めに対処するということが重要です。
また、水漏れが起きていると事故につながってしまう危険性もゼロでは無いため、すぐ対処することができない場合、エアコン使用を一旦止めておくのがおすすめです。
エアコンの水漏れの原因は?
エアコンの水漏れの中でもおおよそ8割は、排水が行われる最後の過程である「ドレンホースのエラー」に関係しています。
水漏れが起きてしまう原因の大半はこのドレンホースが詰まってしまうことにあるとされています。
ドレンホースは元々とても細く、物が詰まってしまいやすい構造をしています。
ドレンホースの途中にエアコン内のホコリが引っ掛かっていたり、エアコンの外からゴミが入ってしまったりと詰まりを引き起こしてしまう理由はさまざまです。
外に出ていくはずの水がエアコン本体に逆流してしまうことで水漏れがおきてしまうということです。
またドレンホースが詰まってしまうと、水も上手く排出することができません。
たとえばドレンホースがたるんだり折れたり、ドレンホースの出口部分が塞がっていたりすることで水の通りが悪くなり、水漏れの原因をつくってしまうこともあるのです。
また、ドレンホースの出口が水たまりに突っ込まれた状態の場合、雨の日だけ水漏れが起きてしまうということがあるかと思います。
【水漏れ対処法】ドレンホース内部の詰まりが原因の場合
ドレンホース内部の詰まりが原因の場合のエアコン水漏れ対処法をご紹介します。
掃除機を使った詰まり解消法
初めに、掃除機を使った詰まり解消法をご紹介します。
1.エアコンの電源を落とす
2.ドレンホース先端を上に向け、輪ゴム・タオルを使って隙間の無いよう塞ぐ
3.ドレンホース先端に掃除機を当てて、数秒間吸引する
4.輪ゴム・タオルを取り外し、タオル内に溜まったゴミを捨てる
時間がある場合にはエアコンの電源を落として2日間放置し、ドレンホース内部を乾燥させてからこちらの作業を行うことによって、エアコンの詰まりも解消されやすくなると言えます。
専用ポンプを使った詰まり解消法
ドレンホース内部の詰まりを解消できる専用アイテムとして、「ドレン用サクションポンプ」というものを使った詰まり解消法もあります。
価格はおおよそ1,000円~3,000円ほどで販売されており、ホームセンターもしくはネットショップなどで購入することができます。
こちらの使用方法としては掃除機の場合と同じで、輪ゴム・タオルで覆ったドレンホースの排出口にポンプ先端を押し当てるようにし、中の詰まりを注射器のようにして吸い出すようにします。
【水漏れ対処法】ドレンホースの排水不良が原因の場合
ドレンホース内部にゴミが詰まってしまうこと以外にも、水がドレンホースより上手く排出されずに水漏れが起きてしまうケースも少なくありません。
排水不良の原因別の対処法をそれぞれご紹介します。
ドレンホースが塞がっている場合の対処法
石・植木鉢などでドレンホース先端が塞がれており、排水ができずにエアコン本体に水が逆流を起こし、エアコン周辺から水漏れが起きてしまうことが水漏れの原因となってしまうこともあります。
ドレンホースを塞ぐ原因を除去するようにして、排水がうまくできるようにしましょう。
ドレンホース先端が曲がっている場合の対処法
地面にドレンホース先端が当たって曲がっている場合、排水が上手くできずエアコン本体に水が逆流して、エアコン周辺から水漏れが起きてしまうこともあります。
ドレンホースの曲がっている部分がある場合はカットして、スムーズに水が流れるようにしましょう。
水たまりにドレンホース先端が入っている場合の対処法
ドレンホース先端が水たまりに浸かってしまっている場合、上手く排水が行えずに水が逆流してエアコン本体から水漏れが起きてしまう原因になってしまうこともあります。
水たまりからドレンホース先端を出して、排水がきちんと行えるようにしましょう。
【水漏れ対処法】エアコンの水漏れ原因がドレンホース以外の場合
エアコン水漏れはドレンホースのトラブルである場合が多いですが、もちろんドレンホース以外が原因となっていることもあります。
ドレンホース以外の、よく起きるとされる水漏れ原因と対処法をご紹介します。
エアコン使用方法の見直し
エアコン本体の吹出口に水滴が付着してポタポタと垂れてきたり、エアコンの風と一緒に水滴が飛び散ったりする場合には、一度エアコンの使用方法を見直し、工夫する必要があります。
エアコン設定温度が19度以下である場合は結露が発生して、吹出口に結露水が付着したり、エアコンの風と一緒に飛び散ったりすることもあります。
20度以上に温度を設定しておきましょう。
また風向きを「下向き」にすることで結露が発生し、吹出口に結露水が付いたり、エアコンの風とともに飛び散ったりすることもあります。
風向きはできる限り「上向き」もしくは「自動」に設定しましょう。
エアコンフィルターに付着した汚れを掃除する
エアコンフィルターに汚れが付着したままであると、結露が多く発生して排水が上手く行えず、水漏れが起きてしまうこともあります。
自分で掃除を行う場合でも、20分ほどで掃除を完了させることができ、特別な掃除道具というものも必要ありません。
エアコンフィルターの表面から掃除機をかけて付着したホコリを吸引し、裏面からシャワーを当てて汚れを洗い流すようにします。
「水漏れの原因が何か分からない…」という場合には、エアコンフィルターの掃除を行ってみるようにしましょう。
おわりに
本記事では、エアコンの水漏れの原因と対処法についてご紹介しました。
エアコン内部の汚れがひどく付着している場合も水漏れの原因になってしまうことがありますが、この場合は一般の方が自分でこの汚れを取り除くということはできません。
エアコンクリーニングを1~2年ほど行えていないということであれば、一度プロのエアコンクリーニング業者にクリーニングを依頼するようにしましょう。
日本おそうじ代行編集部
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