引っ越し時にハウスクリーニングを行うメリットと注意点
2021.11.18ハウスクリーニング引っ越しの際はこれまで住んでいた部屋を綺麗にクリーニングして、次の入居希望者の内見時に少しでも印象の良い部屋だと思ってもらいたいところです。
しかし自分一人で部屋全体を隅々までピカピカにすることは、労力も時間も使うため非常に大変です。
本記事では、引っ越し時にハウスクリーニングを行うメリットや注意点についてご紹介していきます。
【引っ越し時】自分で清掃する基準は「原状回復」を目安に
引っ越しの際、自身で行う清掃は一体どの範囲まで行うべきか迷われる方も多いです。
「あまりに汚れがひどい状態であると、原状回復の規則に従って、清掃料金を敷金から差し引かれてしまうことがあるのでは…」と不安に思われている方もいます。
引っ越しの際に自分で清掃する範囲に関しては、基本的には「借主負担分」の範囲をきちんと清掃しておくことが大切です。
借主負担分とは、「原状回復ガイドライン」に基づいて借主が責任を持って元の状態に戻さなければならない箇所を指します。
具体的には「カーペットに付いたシミやカビ」「浴室・洗面台・トイレに付いたカビや水垢」「キッチン全体に付着した油汚れ」「冷蔵庫下の汚れやサビ」「部屋クロスの汚れ」などが挙げられます。
こちらの項目は「清掃」に関わることだけに絞っていますが、「原状回復ガイドライン」には借主負担分となる項目がより詳細に記載されています。
これらをきちんと清掃しておかないと、敷金から差し引かれてしまうハウスクリーニング費用・清掃費用が高額になってしまう可能性があるのです。
日常的によく使用する場所、水まわりであるキッチン・トイレ・浴室などはこのタイミングで念入りに清掃しておく必要があります。
とは言っても特殊な清掃を行うというわけではなく、年末に部屋を大掃除する感覚で清掃を行えば問題はありません。
水垢に関しては普段より清掃を行っていないと落としづらくなってしまうため、その点のみ注意が必要です。
またカーペットのカビ・シミに加えて、クロスの汚れに関してはとくに注意しなければなりません。
原状回復において、一番問題となってしまいやすいのがこの箇所であり、経年劣化によるものなのか、個人が付けた汚れなのかと区別がつきにくいという問題があります。
タバコのヤニによって部屋全体に色が付いて黄ばんでいたり、ニオイが染みついてしまったりしている箇所には、とくに丁寧に清掃を行わなければなりません。
カーペットはとくにシミが落としづらいという特徴があるので、専用清掃液を使って念入りに汚れを落とすことも大切です。
汚れがひどく落としづらいという場合には1度の清掃で落としきることは難しいため、引っ越し前から少しずつ落としていくことが大切です。
【引っ越し時】旧居をハウスクリーニングするメリット
ハウスクリーニングは、その建物の大家さんや不動産会社が行うことの多いですが、契約内容によっては借り主が行うケースもあります。
その部屋を借りた人が部屋を綺麗にして返す「原状回復」という基本的なマナーがあるのですが、場合によっては原状回復のハウスクリーニング費用だけを借主に請求するというケースもあります。
ハウスクリーニング代は借主への敷金から引かれることが多いのですが、部屋を綺麗に保っていないとその敷金の金額が少なくなってしまいます。
とくに浴室のカビや換気扇汚れといったものは、個人で掃除を行うことで綺麗にすることができる箇所なので、汚れをそのまま放置していると敷金から大きく金額を引かれてしまうことになるのです。
しかし、個人でこれらすべての掃除を行うとなると相当な労力と時間を費やすこととなります。
プロのハウスクリーニング業者に旧居のハウスクリーニングを依頼することで、自分で掃除を行わずとも部屋の隅々まで綺麗にしてもらうことができるのです。
【引っ越し時】新居をハウスクリーニングするメリット
引っ越し後、「新居ではあるけれど、なんだか汚れている…?」と感じることもあるかもしれません。
その場合、ハウスクリーニングを依頼して部屋全体を綺麗にするという方法もあります。
プロのハウスクリーニング業者に新居のクリーニングを依頼すれば、綺麗な状態で新たな生活を始めることができます。
業者によっては部屋の除菌も行ってくれるところがあるため、個人で掃除を行うことに比べてそのメリットも大きいと言えます。
「綺麗な部屋で新しい生活を始めたい」という方は、個人でハウスクリーニング業者に依頼してみても良いかもしれません。
引っ越し時にハウスクリーニングを依頼する際の注意点
引っ越し時にハウスクリーニングを依頼する際の注意点について見ていきましょう。
大家さん・不動産会社などにハウスクリーニングの了承を得る
まずは賃貸物件の大家さん・管理会社などに「ハウスクリーニングを依頼しても良いか」を確認するようにしましょう。
大家さん・管理会社がすでにハウスクリーニング業者を指定している可能性もあるからです。
自分でハウスクリーニング業者に依頼した場合には、大家さん・管理会社がその仕上がり具合に対してOKを出さない可能性もあります。
ハウスクリーニングを行ったにも関わらず、ハウスクリーニング代を請求されてしまうケースもあるほどです。
基本的には大家さん・管理会社が提携しているハウスクリーニング業者があり、その業者に清掃を行ってもらいたいという気持ちがあるため、自身でハウスクリーニング業者に依頼する場合は、大家さん・管理会社に自身の選んだハウスクリーニング業者を使用して良いかどうか確認を取るようにしてください。
賠償責任保険に加入済みのハウスクリーニング業者を選ぶ
物件のハウスクリーニングを行ってもらっている最中に、何かの事故で壁や床に傷が付いてしまった・設備が壊れてしまったということもあり得ます。
プロのハウスクリーニング業者であっても人間なので、悪意がなくとも事故を起こしてしまうこともあります。
その場合でもハウスクリーニング業者が「賠償責任保険」に加入していれば、保証してもらうことができるため安心です。
思わぬトラブルの際でもスピーディーに解決へ向かうことができるよう、こちらの「賠償責任保険」に加入済みであるかというポイントをきちんと押さえたうえで業者を選ぶようにしましょう。
複数の業者に見積りを取ってもらって相場を確認する
どういったハウスクリーニング業者にハウスクリーニングを依頼するのか、という要素も極めて重要な項目です。
いくつかのハウスクリーニング業者に現在の部屋の状態を確認してもらい、見積書を作成してもらうようにしましょう。
見積りを出してもらったら、その清掃作業内容に「何が」「どれくらい」含まれているのかを明確に説明してもらうことも大切です。
オーナー・仲介業者に事前に了承を得ている場合、どの程度まで美しくするべきなのかもあわせて聞いておきましょう。
また、実際にその清掃品質を実現することができ、平均的な金額提示ができるハウスクリーニング業者を選ぶようにしてください。
このことから、複数の業者に見積りを取ってもらうことは大切なことなのです。
おわりに
本記事では、引っ越し時にハウスクリーニングを行うメリットや注意点についてご紹介しました。
引っ越し時は、自分一人で部屋をピカピカにしようとするのではなく、ぜひプロのハウスクリーニング業者の手を借りてください。
プロの力を頼れば、部屋の頑固な汚れも適切な方法ですぐに落としてもらうことができるでしょう。
日本おそうじ代行編集部
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