壁紙(クロス)掃除の方法は?ヤニやカビの落とし方
2021.07.27その他壁紙掃除を行う際、簡単に落ちるような汚れであれば問題ありませんが、中には落ちにくい厄介な汚れというものがあります。
本記事では壁紙掃除について、壁紙(クロス)掃除の方法についてヤニやカビなど汚れの種類別にご紹介していきます。
壁紙の汚れの種類
まずは、壁紙の汚れの種類について代表的なものをご紹介します。
皮脂・タバコのヤニといった油汚れ
無意識のうちに壁を触ってしまうことというのは多く、触る度に手垢が付着してしまうものです。
また、室内でタバコを吸う方はタバコのヤニが壁に付着し、それが白い壁であれば黄色みがかったような色に変化させてしまいます。
こういった皮脂・タバコのヤニといった油汚れは、壁紙の色が変わってしまう一番の原因であるともされています。
カビ汚れ
壁紙を掃除してもなかなか汚れが落とせない「黒い汚れ」というものがあります。
この黒い汚れはカビである可能性が高いと言われています。
一般的にカビは「水回りに発生するもの」と考えられがちですが、湿度が高ければ水回りではない場所にカビが発生することもあり、なかなか気づくことができず放置してしまい「黒い汚れ」となってしまうことも多いのです。
この状態になると、カビ菌が深層部にまで入り混んでいる可能性が高いため、壁紙表面を掃除したとしても黒い汚れが消えない可能性が高いと言えるのです。
落書き汚れ
落書きによる壁紙汚れもあります。
クレヨン・ペンなどの落書きによる壁紙の汚れは、油汚れに分類されます。
これらによる汚れは身近にあるもので汚れを落とすことができるため、子どもが落書きをしてしまった場合でも焦らずに処理するようにしましょう。
お掃除の前に|壁紙の材質をチェック
壁紙の材質をチェックしてから、掃除に取り掛かると良いです。
ビニールクロス
壁に水がかかった際、壁紙が水を弾いていれば、それはビニールクロスだと言えます。
ビニールクロスの場合は雑巾を水でしっかりと絞った後、少量の洗剤を用いて掃除を行います。
一般的には家庭内で使用されている壁紙のほとんどがビニールクロスであると言われています。
和紙、布、土壁など
ビニールクロス以外の、和紙、布、土壁などの素材で作られた壁もあるでしょう。
この場合ビニールクロスと同じ方法で掃除ができないため、洗剤を吹きかけたり、水拭きをしたりすることでかえって壁紙を傷めてしまうことがあります。
ビニールクロス以外の素材で作られた壁紙については、掃除のやり方が特殊であるため、壁紙メーカーの取扱説明書に従い掃除を行う、もしくはプロの業者に依頼することがおすすめだとされています。
【汚れの種類別】壁紙の掃除方法
なかなか落ちない壁紙の汚れがあるかと思いますが、そのような場合、汚れの種類に合わせて掃除方法を変える必要があります。
汚れの種類別の掃除方法をご紹介します。
皮脂・タバコのヤニには重曹水
壁紙が汚れる一番の原因として考えられているのが、皮脂・タバコのヤニなどの油汚れです。
ご家庭にある中性洗剤を使って落とすのが良いですが、それでも落ちない場合もあります。
そのような場合は小さじ1杯の重曹と100mlの水を混ぜた「重曹水」を作ってスプレーボトルに入れ、汚れに吹きかけて落とすのがおすすめです。
洗剤や重曹水を使用する前には必ず、モップや水に浸けて絞ったタオルなどを使って壁の表面についたホコリを落としておきましょう。
その後に重曹水を汚れている箇所に直接吹きかけていきます。
タオル・雑巾などでその箇所を水拭きして、最後に乾拭きで壁の水分を吸い取れば終了です。
カビ汚れにはカビ取り用漂白剤
油汚れ以外にも、拭き掃除を行ってもなかなか落とすことのできない黒い汚れがあります。
そういった汚れはカビである可能性が非常に高いです。
カビの菌は壁紙の深層部まで入り込んでしまうことがあり、壁紙の表面部分を綺麗にするだけでは落としきれないことが多いのです。
そのようなカビ汚れの掃除方法は、基本的には油汚れの落とし方と同じ手順です。
しかし重曹水ではなく、スーパーなどで販売されている市販のカビ取り用漂白剤を用います。
カビ取り用漂白剤の中でも強力なものを使用することで、カビを根元から除去することができます。
落書き汚れにはアルカリ性洗剤
子どもが壁に落書きをしてしまうこともあるでしょう。
クレヨン・油性ペンなどで描かれた落書きは基本的には油汚れであるとされています。
そのため、基本的には油汚れの掃除方法で汚れを落とすことができると言われています。
そうやってもなかなか落とせない場合は、アルカリ性洗剤やクレンジングオイル・除光液といったものを使って落とすようにするのが良いでしょう。
とくにクレンジングオイル・除光液は油を分解できる成分が含まれているため、汚れの上に塗って拭き取り掃除を行うことで、汚れを綺麗に落とすことができます。
壁紙をキレイに保つコツは?
壁紙をキレイに保つコツについてご紹介します。
汚れが目立ちにくい壁紙にする
汚れが目立ちにくい壁紙の色としては真っ白ではなく、ベージュ・アイボリーといった薄く色がかかった壁紙が良いと言われています。
また、色が濃い目の壁紙・柄が入った壁紙といったものも汚れが目立ちにくくなるため、こちらもおすすすめです。
ただ、これらはあくまでも「汚れが目立ちにくい」というだけで、汚れが付着していることに変わりはないため、こまめに掃除を行うことが大切です。
壁紙と家具家電との間には空間をとる
空間が無ければ静電気によってホコリが付着しやすくなり、壁紙が汚れてしまう原因を作ってしまいます。
結露・カビの発生・壁紙の変色といったものも防止することができるため、壁紙と家具家電の間は空間をとることをおすすめします。
室内の換気をこまめに行う
キッチンの油分が含まれた煙・タバコの煙といったものは壁紙を変色させやすくし、汚れを頑固なものに変えてしまいます。
そのため、室内の換気はできる限りこまめに行うように意識しましょう。
換気とあわせて、空気清浄機を使用することもおすすめです。
調理煙・タバコの煙の吸ってくれるため、油汚れが付着することを防止できるのです。
プロに壁紙(クロス)クリーニングを依頼するのも◎
いくつかの掃除方法を試しても「やっぱり汚れが落ちない…」ということもあるでしょう。
このような汚れは長年蓄積され続けた頑固汚れ・カビになってしまっていることが多く、自力で取り除くのは非常に困難でしょう。
無理やり汚れを落とそうとしてしまうと壁紙が破けてしまったり、傷をつけてしまったりといったリスクも伴います。
自分で無理やりに行うのではなく、一度プロのハウスクリーニング業者に壁紙クリーニングを依頼してみるようにしましょう。
プロの手にかかれば家庭では落としきれない汚れ・カビといったものもすっきりと根こそぎ落としきってくれます。
また張り替えを行ってから長期間経過している壁紙に関しても、プロの業者に依頼して一度張り替えを行うことをおすすめします。
おわりに
本記事では壁紙掃除について、壁紙(クロス)掃除の方法についてヤニやカビなど汚れの種類別にご紹介していきます。
壁についた厄介な汚れはやみくもにこすり落とすのではなく、汚れの種類を明確にしてそれに合った掃除方法で正しく落とすようにしましょう。
それでも取れない場合や掃除をする時間が無いという方は、ぜひプロのハウスクリーニング業者の力を借りてみてください。
日本おそうじ代行編集部
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