プラスチックの黄ばみが拭き取れない!原因と落とし方を解説
2022.04.18ハウスクリーニング「使った後は毎回しっかりと洗っているつもりなのに、いつの間にかプラスチック容器が黄ばんでいた…」という経験はありませんか?
本記事ではプラスチックが黄ばむ原因と、黄ばみの落とし方についてご紹介していきます。
プラスチックが黄ばむ原因
プラスチックが黄ばむ原因をご紹介します。
食品やタバコのニコチン
プラスチックに食品・タバコのニコチンが付着してしまうことも黄ばんでしまう原因の一つです。
化学変化によって生じた汚れでは無いため、比較的簡単に黄ばみを落とすことができます。
黄ばみを取り除く方法もそれほど難しいものでは無いため、気がついた時にサッと対処してしまえば頑固な汚れになることもありません。
添加物の化学変化
プラスチックはその品質を保つために、表面に「酸化防止剤」が塗布されています。
この酸化防止剤によって生じる「ブルーム現象」の化学変化が黄ばみの一つの原因です。
素材の経年劣化
プラスチックの材質が劣化してしまうことも黄ばみの原因に含まれます。
プラスチック製品に用いられている「ABS樹脂」は、劣化とともに黄ばみが生じてしまうという性質を持っています。
経年劣化によって黄ばみが生じてしまうことは避けられず、黄ばみを落とすことも難しいとされています。
プラスチックにできる黄ばみの落とし方
プラスチックにできる黄ばみの落とし方についてご紹介します。
食べ物やニコチンにはメラミンスポンジ
まずは、メラミンスポンジにたっぷり水を含ませて全体を濡らしていきます。
水を十分に含ませずにこすり洗いすると、必要以上に摩擦力が起きてしまい、プラスチック表面に傷が入ってしまいます。
スポンジを持ち上げた際に水がポタポタと滴るくらいまで含ませて、軽く絞ってから使用します。
次にそのメラミンスポンジを細かく動かして、黄ばみの汚れをこすり取っていきます。
それでも落とすことができない場合、重曹を使用するようにしましょう。
黄ばみの汚れ具合がひどい場合、メラミンスポンジに重曹をかけてこすり洗いすると汚れの落ち度がアップします。
添加物の化学変化には漂白剤や紫外線
こちらは漂白剤に浸け置きして、黄ばみを落とす方法です。
まずプラスチックの表面汚れをウェットティッシュで拭き取ります。
次に黄ばみが付いたプラスチックが入るくらいの桶を用意して、水と漂白剤を入れて混ぜます。
そこにプラスチックを浸しましょう。
化学変化によって生じた黄ばみを無くすには、紫外線にあてなければなりません。
そのため浸け置きしながら、日光がよくあたる場所に置くようにしてください。
黄ばみの状態によって浸け置き日数は異なりますが、1~5日程度かかります。
汚れが落ちたかどうかを都度確認し、あまり変化が見られない場合には浸け置き液を入れ換えるようにしてください。
浸け置きが完了し、黄ばみが取れたら水で漂白剤を洗い流します。
最後にタオルで水気を拭き取り、風通しの良い場所でしっかりと乾かすようにしてから組み立てを行いましょう。
プラスチックの黄ばみを予防するには?
食品付着による黄ばみを抑えるには、「色素の強い食材を入れない」ということが一番の予防策です。
キムチやカレーなどはとくに色が移りやすいため、プラスチック容器ではなくガラス・陶器製の容器に入れるようにするのがおすすめです。
またプラスチックの劣化が進む原因の一つに「直射日光」が挙げられるため、窓際にはなるべく置かないようにしましょう。
おわりに
本記事ではプラスチックが黄ばむ原因と、黄ばみの落とし方についてご紹介しました。
プラスチックはきちんと洗っていても、食品や化学変化、経年劣化などの原因によって黄ばんでしまうことがあります。
ご紹介した原因ごとに異なる黄ばみの落とし方を参考に、ご家庭のプラスチックに付いた頑固な黄ばみ汚れを落としてみてください。
日本おそうじ代行編集部
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